記念塔の生い立ち  (P-2)

百年記念塔は北海道の開拓に尽くされた先人の苦労に対し感謝の心と未来を想像する道民の決意を示すため 次のような経緯で作られ、昭和45年(1970年)9月に完成しました。塔の形は、平面的には雪の結晶の原型である六角形を、 立体的には未来への発展性を相対する二次曲線であらわしています。高さは開道百年にちなんで100mあり、8階(23.5m) には、維持管理用のエレベーターが設置されていますが、一般者向けには階段利用の展望室が設置されています。

特記すべきは、このイベントでは著名な建築家黒川紀章氏の作品をおさえ 札幌工業高校,昭和32年建築課卒、井口君 が最優秀賞に選ばれた他、施工に於ても 同期の機械課卒 竹原君、佐々木君 が従事活躍したことです。


デザイン コンペ最優秀賞
(懸賞金 100万円)
井口 健 (昭和32年建築課卒)
実施設計久米設計事務所
(設計従事 昭和32年建築課卒 井口)
工事費 5億円(内募金収集額、2億5000万円)
施工業者 伊藤組土建
  • トモエ組鉄工所
    (鋼構造施工従事 昭和32年機械課卒 佐々木)
  • 日鉄カーテンオール
  • 新日本製鉄所
  • 日立製作所
    (エレベーター設計従事 昭和32年機械課卒 竹原)
  • 産業振興

  • 土木工事設計、施工共、未調査 (資料を探しております)
    (どなたかご存知の方居りましたら fujityu_nymhx228@yahoo.co.jp 宛てお知らせ願います)

    デザインコンペ最優秀作品


    実施設計図の一部です
    (下の3枚の写真はクリックで拡大します)


    配置図

    姿 図

    構造図


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